暖かい時期に活動し始めるムカデ。気温が低い冬は冬眠するのですが、ここ数年は冬でも見かけることもあります。
見た目が気持ち悪いことももちろんですが、嚙まれたりすると危険です。
赤ちゃんやペットに被害がある可能性もあるので、なるべく家に寄ってこないように退治したいですよね。
そこでムカデに効くハッカ油スプレーが有効です。
ハッカ油は薬局で手に入りますし、値段も安く、人体にも無害!小さなお子さんがいる家庭は安心して使えますよね。
しかし、犬や猫などのペットを飼っている家庭では使用は控えたほうがいいでしょう。
ここでは、ハッカ油の作り方とペットがいる家庭では使用しないほうがいい理由を解説します。
ムカデよけハッカ油の作り方
ムカデはハッカの臭いが大嫌い!なので、ムカデにはもちろんほかの害虫にも有効です。
ハッカ油スプレーの作り方はとても簡単です。
<作り方>
- 最初にエタノールを容器に入れます。※必ずエタノールを先にいれてください。そうしないとハッカ油が中和されません。
- ハッカ油を入れて振って混ぜる
- さらに水を入れて振り混ぜる
ここで気を付けたいのは、ハッカ油には口に入れても問題ないものと、ダメなものがあります。それは、ハッカ油に「食品添加物」と書かれているか、「アロマ用」と書かれているかどうかです。
「食品添加物」は食品に入れても問題ないですが、「アロマ用」は食品に入れるものとして作られていないので、飲み込むのはNGです。
小さいお子さんがいる家庭であれば「食品添加物」と書かれているハッカ油を購入したほうがいいでしょう。
ただし「食品添加物」のハッカ油は「アロマ用」に比べて若干お値段が高いです。
ムカデよけにハッカ油を散布する場所
ハッカ油スプレーができたら、ムカデが侵入してきそうな場所に吹きかけていきましょう。
玄関や部屋の窓、換気扇など隙間があるところはまんべんなくかけていきましょう。
見落としがちなのが
- 洗濯機のホース部分
- キッチンの排水溝の隙間
- 家の外側の通気口
家のあらゆる隙間から侵入してくるので、可能性があるところはしっかりと吹きかけていきましょう。
ちなみにキッチンの排水溝の隙間などはこの機会にパテで埋めておくことをおすすめします。
ゴキブリ対策にもなりますよ!
ハッカ油の持続時間
ハッカ油をスプレーした後の持続期間は約5日~10日くらいと言われています。
一週間に一回はスプレーしておいたほうがよさそうですね。
梅雨時は雨ですぐに落ちてしまうので、3日に一回などこまめに吹きかけておくといいでしょう。
犬猫などペットを飼っている家庭は注意!
人にとってはすっきりいい香りで無害ですが、ペットにとってハッカの臭いがストレスの原因になります。
嗅覚が鋭いペットは人の何十倍も臭いをかぎとれるので、ハッカの臭いは強烈でしょう。人間でもハッカの臭いをかぎすぎるとむせますから、ペットにはそれ以上の感覚でしょうね。
特に猫はハッカ油を分解する酵素を持っていないため、摂取すると肝臓に蓄積し体に悪影響を与える可能性があります。
犬や猫はもちろん、ハムスター、鳥などを飼っている家庭は控えたほうがよさそうです。
ハッカ油以外のムカデよけは?
ペットを飼っているとハッカ油でのムカデよけができない場合は、ほかのムカデよけ商品を使用するしかありません。
そのなかでも天然成分で作ったムカデよけ商品はこちらがあります。
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炭で作られているため、人体に害もなく、臭いもありません。
家の周りにパラパラ巻いておくだけでOK。土にまくと不純物を分解し浄化してくれるので、土壌改良効果も期待できます。
それ以外にもヒバ油もムカデよけに効果があります。
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作り方はハッカ油をヒバ油に変えるだけ。材料も肯定もハッカ油スプレーを作るのと変わりはありません。
ヒバ油は犬の皮膚病に効果があるとも言われてます。使用する場合は、動物病院などに問い合わせてみてください。
ムカデよけに効果のあるハーブ植物
ハッカもハーブのひとつですが、ハーブ植物にはムカデ以外にもゴキブリやハエに効果のあるものがたくさんあります。
ムカデに効果のあるハーブはタイムです。強い殺菌能力と防腐作用をもっているので、ゴキブリや蚊、ハエ、ダニなどの虫よけにもなります。
タイムにもいろんな品種があるので、好みのものを見つけてみましょう。
まとめ
ムカデはいつのまにか侵入してきて、噛まれてしまうという被害にあわないためにも、日ごろからムカデよけ対策をしておきましょう。
ハッカ油では対策しきれない、という場合は殺虫剤を使用する、ムカデ駆除業者に依頼するなども検討してみてくださいね。