お葬式には喪服を着るというルールがあるように、お葬式には単純に黒の服で行けばいいというものではありません。
しかし、喪服はある程度のお値段がするので、安く抑えたいという人もいるでしょう。
また急に喪服が必要になった場合は、黒服で代用できないのか?と思うこともあるでしょう。
そうすると、比較的どこにでもあるユニクロで黒ワンピースでも喪服として代用できたら助かりますよね。
結論からいうと、ユニクロのワンピースは略喪服として着ることができますが、喪服として着ることは控えたほうがいいでしょう。
略喪服とは、急な弔問(仮通夜)や三回忌以降の法要で、一般の参列者が着用する控えめの平服のことをさします。
そして、略喪服として着用する場合、黒色のシルクやポリエステル・レーヨン・トリアセテートなどの素材で作られたワンピースを選ぶようにしましょう。
しかし、まだ喪服を用意するまで時間があるなら、今後のためにもきちんとした喪服は一着持っておいたほうが安心です。
ここでは、 喪服にユニクロワンピースはOKなのか、喪服のマナーや法事の服装について解説していきます。
喪服にユニクロワンピースはOK?
ユニクロのワンピースは「略喪服」として、急な弔問の時や三回忌以降の法事であればOKです。
素材はシルク・ ポリエステル・レーヨン・トリアセテートなどのワンピースを選びましょう。
マナーとしてジャケットも一緒に合わせるようにしましょう。
ユニクロではセットアップのスーツもあるので、スーツを選ぶのもおすすめです。
身内だけの簡単な法事なら、黒パンツに黒のカーディガンでも大丈夫です。
靴は合皮でつま先がラウンドのものにします。エナメルや先がとがったポインテッドトゥは避けましょう。
実店舗でサイズを確認し、ポイントサイトを経由してユニクロオンラインショップで購入すればサイズの心配もありませんし、ポイントも貯めることができますよ。
ポイントサイト名 | 還元ポイント |
---|---|
楽天リーベイツ | 1% |
ハピタス | 1% |
モッピー | 1% |
LINEショッピング | 1% |
しかし、ユニクロの黒ワンピースがOKなのは「略喪服」の場合であって、喪服でなければいけないシーンでは必ず喪服を着用するのがマナーです。
いざというときのために一着は喪服を持っておくようにしましょう。
黒ワンピースは喪服代わりにできる?
黒ワンピースは喪服の代わりとして着用することができます。
ただし、以下の条件の時です。
- お通夜や3回目以降の法事など
- 親族でなはくお通夜だけの参列
そして、柄や素材にも気をつけることがあります。
- 柄のないシンプルなデザイン
- 首もとが開きすぎていないもの
- 光沢がないもの
- 肘が隠れるもの(5分袖、7分袖)
- 膝が隠れるもの(できれば膝下10cm程度で座っても膝が見えない)
- 半袖なら夏でもジャケットが必要
- シルク・ ポリエステル・レーヨン・トリアセテートなどの素材を選ぶ
このようなことに気を付けつつ、条件に合った黒ワンピースがあるなら、着用しても大丈夫です。
着ていけるような黒ワンピースがないなら、今後のためにも喪服を一着持っていたほうが安心ですね。
喪服の最低限のマナー
喪服のマナーの基本はいくつかあります。
- 全身が「黒」であること
- 肌の露出が少ないこと(デコルテが隠れている・肘膝が隠れている)
- 華やかな印象にならないこと
- シルクやシルクのような素材の服であること(ポリエステル・レーヨン・トリアセテート)
- お悔やみをお伝えする仕立ての服であること
日本のお通夜・お葬式での服装は、男性はブラックスーツに黒のネクタイ、女性は全身「黒」の服装であることが一般的です。
肌の露出が少ないワンピースやスーツ・アンサンブル・パンツスタイルのいずれかを選ぶようにしましょう。
喪服はフォーマルな場での装いなので、カジュアルな印象にならないこともマナーの1つです。
黒であれば服の素材は何でもいいと思っている方もいるかもしれませんが、綿・麻・ニットなどはできるだけ避けましょう。
フォーマルウェアとして作られたものを選ぶのがおすすめです。
法事のコーディネートマナーは?
法事の服装や持ち物は、お葬式の時ほどマナーが厳しいわけではありませんが、自分の立場と法事の時期によって服装やマナーが変わってきます。
お葬式が終わってから行われる法要の初七日〜三回忌までの場合、故人の親族であれば、お葬式の時と同様の正喪服や準喪服が一般的です。
喪服だけでなく、小物や装飾品も黒を身に付けるようにしましょう。
親族以外は黒スーツなどの略喪服でも問題ありません。
ただし、地域や家庭によって考えが異なるため、周囲に確認しておくと安心です。
七回忌以降は故人が亡くなってから3回目の法要となります。
三回忌までの法要ほど厳かな雰囲気である必要がないため、親族も親族以外の出席者も略喪服を着用しましょう。
まとめ
急な弔問の時などは喪服を準備する時間もないと思います。
家にあるもので準備できれば1番良いですが、マナーを知っていないと失礼に値してしまうので気をつけましょう。
靴や鞄などは急に用意できない場合もあるので、黒色のものを1つは持っておくのがおすすめです。
慌てないためにもしっかりとした喪服を一着持っておくようにしましょう。