4~6月が旬の初夏をつげる果物であるびわ。
健康に良さそうなびわだけれど、食べ過ぎてしまうと腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。
またまれではありますが、アレルギー反応がでる人もいます。
体調不良にならないためにも、1日何個までならびわを食べて良いのか、アレルギー反応や対処法などを知っておくといいですね。
今回はびわの食べ過ぎにならないために
- 1日何個までなら食べても良いのか
- びわが持つ効能
- おすすめしたい食べ合わせ食材
を紹介していきます。
びわと食べ合わせが悪い食材
びわと一緒にコレを食べてしまうと最悪の場合、青酸中毒を起こしてしまいます。
その食材とは、ウメ・アンズ・モモです。
これらはバラ科植物で、果実や趣旨にはアミグダリンという成分が含まれています。
この成分が青酸中毒を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。
ですので、ビワと一緒にウメ・アンズ・モモを一緒に食べるのはやめておきましょう。
びわとのいい食べ合わせ
びわって実は、健康効果を更にアップさせることが出来る、食べ合わせ食材があるんですよ!
より健康になるためにも、おすすめしたいびわの食べ合わせ食材を紹介します。
かりん+梨+マンゴー+ハチミツ
びわだけでなく、かりんと梨、マンゴー、そしてハチミツを一緒に摂ることで、せきやのどの痛みを和らげる効果を得られます。
確かに私も、かりんやハチミツがのどに良い、という話を聞いたことがあるんですよ!
びわにはのどをウイルスから守る効能があるため、これらの食材と一緒に食べて、のどや呼吸器系統を健康にしていきましょう。
スイカ+梨+みかん+しょうが
びわとスイカと梨とみかんとしょうがの食べ合わせは、胃腸の炎症を改善する働きをします。
胃腸の具合があまり良くない時は、びわをはじめスイカや梨やみかん、しょうがを積極的に摂取すると良いですね!
私もよく腸の具合が良くない時があるので、試してみます!
ヨーグルト+パイナップル+ぶどう
びわ、ヨーグルト、パイナップル、ぶどうの食べ合わせは、肌をキレイにする効果をもたらします。
特にヨーグルトは腸内環境を整える役割もあるもの。
腸内環境が整うと、肌もキレイになりやすいんですよ!
そしてびわなどのフルーツを摂ることで、更に肌に良いポリフェノールやビタミン類を摂取でき、美容に効果的なんですね。
肌ツヤも良くしたいのでしたら、ぜひこの食べ合わせをしていきましょう。
びわを食べ過ぎると腹痛や下痢になる原因
びわにはアミグダリンという成分を含んでいます。
この成分自体は毒性はないのですが、体内で分解されるときに「青酸」という毒性の強いものが発生します。
この「青酸」を多くとってしまうと、頭痛やめまい、嘔吐などの中毒症状がでてしまうことあります。
しかし、このアミグダリンはびわの種の「仁」というところに多く含まれていて、果実にはごくわずかなので、果実の実を食べるなら問題はありません。
種や未熟な果実を食べることは避けましょう。
また、びわは水分量が88.6%と高めです。
これはスイカなどと同じくらいの水分量なので、食べ過ぎると胃腸を冷やすことになってしまうので、腹痛や下痢につながってしまう、ということです。
これらが、びわを食べ過ぎると腹痛や下痢になってしまう原因です。
びわの目安摂取量は1日何個まで?
びわの食べ過ぎとなる量は1日に7個以上です。
要するにびわは1日6個までだったら、食べ過ぎにはならないのですよ。
1日に6個までって、結構多い量!
だいたいスーパーではびわって、6個くらいがパック詰めされているので、1パック丸々食べても大丈夫ということになります。
でも確かにびわは小さいし食べやすいから、ついつい食べ過ぎてしまいます。1日何個まで食べて良いのか、限度の量を知っておかないと食べ過ぎになってしまいますよ!
びわは体に良いフルーツだけれど、食べ過ぎると下痢したり腹痛を引き起こすこともあるので、くれぐれも食べ過ぎには注意しておきましょう!
1日6個までを限度として覚えておけば、食べ過ぎにはなりませんので安心してくださいね。
ただし、小さいお子さんの場合だと、1日に2~3個を目安に食べさせると良いですね。
食べ過ぎに気を付ければ、びわが持つ健康に良い効能を得られます。
では続いて、びわにはどんな効能があるのかを紹介しますね。
びわのアレルギー反応って?
びわにもアレルギーがあるんだと驚いた人もいるのではないでしょうか。
じつはびわのアレルギーは「口腔アレルギー症候群」といわれています。
2019年に東京都大田区の小学校で出されたびわにアレルギー反応をしめした11人の児童が病院に搬送された事件がありました。
原因としは、花粉症の人が反応する花粉の中のたんぱく質と似たたんぱく質が果物に含まれているため、アレルギー反応がでるというもの。
つまり、花粉症の人はびわに限らず果物アレルギーを発症する可能性があります。
今回の事件では、「のどが痛い」「腕がかゆい」といったかゆみや発疹がみられました。
メロンでものどがかゆくなる、という友人がいたので、もしびわを食べたあと、なんだか唇がかゆい、体がかゆい、という反応があったら、びわアレルギーかもしれません。
びわアレルギーの対処
現段階で、びわの口腔アレルギー症候群を根治させる李療法はなく、対処としては、びわを食べるのを控えるということしかなさそうです。
症状が出た場合には、症状に合わせた薬を処方してもらいましょう。あまりにもひどい症状が出た場合は、躊躇することなく救急車を呼びましょう。
びわの効能って?
ここまでびわのおそろしいところばかりでしたが、もちろんびわにはすばらしい効能があります。
健康的な髪や粘膜や皮膚を維持する
びわに含まれているβ(ベータ)―カロテンや、β―クリプトキサンチンは、髪の毛や体内の粘膜、そして皮膚の健康をキープする効能があります。
健康的で美しい髪や皮膚を得たいのでしたら、びわを積極的に摂取すると良いですね!
のどをウイルスから守る
β―カロテンやβ―クリプトキサンチンはのどをウイルスから守る効能もあります。
特に寒い時期って、のどにウイルスが付着したり侵入することが多いですね…。
私も冬場はよくのどが痛くなることがあります。
そんな時でも、びわを食べておけば、しっかりのどなど呼吸器系統を守ってくれますよ。
とくにのどが弱い体質なのでしたら、びわを食べておくと良いでしょう。
ガン予防
びわにはポリフェノールが多く含まれているため、ガン予防にとっても効果的!
しかもポリフェノールって、生活習慣病を抑えたり、体内の機能や肌が老化するのを防ぐ、抗酸化作用も持っているので、美容にも良いんです。
健康で美しくなれるって、かなり優れた効能ですね!
疲労回復
実はびわにも疲労回復の効能があります。
びわにはリンゴ酸やクエン酸などが含まれており、これらを体内に摂り込むことで、疲労が蓄積されるのを抑制できるんですよ。
しかもびわにはビタミンB群が含まれているため、エネルギーをたくさん生産していき、疲れをよりスピーディーに回復することが可能。
疲れた時はびわを食べるのも、とても良いことなんですね!
まとめ
びわの食べ過ぎは1日に7個以上!
1日に6個まででしたら食べ過ぎにはならないし、しかも髪や肌、のどなどの健康をキープ出来ますよ!風邪予防や疲労回復の効能もあるのでかなりおすすめ。
そしてびわは他のフルーツやハチミツやしょうがやヨーグルトと食べ合わせることで、より健康や美容に効果的なので、単体で食べるよりも食べ合わせをして摂取しましょう!