コープにはコープ自然派と普通のコープがありますが、その二つの大きな違いは、
- 商品の安全基準が違う
という点です。
コープ自然派はコープに比べて商品に対する安全基準が厳しく、厳選した商品を届けてくれます。
しかし、その厳しさからか、商品が届かないということがたびたびあるようです。
また配送料や配送頻度などちょっとした違うところもあるので、総合的にみて、どっちがより自分の優先順位に合っているか?を考えて見るとよさそうです。
ここではコープ自然派とコープの違いについて詳しく解説します。
コープ自然派とコープの違いは?
コープ自然派とコープの違いは3つあります。
- ① エリアが全国区 か 関西・四国のみ
- ② 出資金の違い
- ③ 配送料の高さ
- ④配送日時希望
- ⑤食品の安全度
コープ | コープ自然派 | |
---|---|---|
出資金 | 1,000~2,000円 | 1,000~5,000円 |
増資金 | 注文時のみ100円 | 注文時のみ200円 |
配送回数 | 週1回 | 最大州2回 |
配送日時希望 | 配送時間の相談、再配達が可能なコープも | 不可 |
商品の安全度 | 国の安全基準(スーパーと同じ) | 放射能検査、遺伝子組み換え、殺虫剤、除草剤、ゲノム表示、環境ホルモン不使用雑貨 |
① エリアが全国区 か 関西・四国のみ
生協(コープ)は生協法に基づいて運営されており、同じ商品であっても、都道府県ごとに異なる「生活協同組合」が設立されます。
一方で、コープ自然派は関西・四国のみです。
② 出資金の違い
「出資金」は生協に参加するために必要な金額です。生協は非営利組織であり、株式会社とは異なります。
出資金は、地域の住民が共同で出し合って組合を設立し、利益を分配する仕組みです。
例えば、コープ自然派の場合、地域の主婦たちは添加物の少ない安心な食品を提供したいという目的で出資し、共同購入を始めた結果、組合員が増加しました。
組合員は通常、登録時に「出資金」を支払い、その後、商品を注文する際に「増資金」を積み立てます。
年間の収益がある場合、その利益は組合員に還元され、組合を退会する際には出資金が返金されることが一般的です。
ただし、組合ごとに異なるため、必ずしも利益が出るわけではありません。通常、入会金や年会費はありません。
③ 配送料の高さ
生協は配送料が無料(一部条件がある場合があります)から300円程度ですが、コープ自然派はコープの2倍となります。
とはいえ、100と200円の違いなので、そこまで負担になることはなさそうですが、長期的に利用するとなるとチリツモで負担は少し増えそうです。
④配送日時希望
コープは週1回の配送、コープ自然派は最大週2回の配送となります。
週1回の配送だと、ちょっとした足りないものを買いに行くことがあるかもしれませんね。
お子さんがいる家庭だとちょっとした買い物でも大変なので、なるべく買い出しに行くことがないような状態がベストですね。
⑤食品の安全度
コープ自然派では商品の安全基準はかなり厳しくしています。
その分価格はお高めになりますが、とても美味しく安心して食べることができます。
食品の素材にさらにしっかりこだわりたい、という方はコープ自然派はおすすめです。
しかし、スーパーで販売されているものも一定の安全基準をクリアしたものなので、害はありません。
スーパーで購入するもので問題ない、と思っているならコープでも問題ありません。
コープ自然派とコープについて
コープ自然派
コープ自然派は、2002年に設立された比較的新しい生活共同組合で、食の安全と自給率向上を推進しています。
この組合は、大阪府、奈良県、和歌山県、京都府、兵庫県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県の9つの府県で利用できます。
コープ自然派には以下の特徴があります:
- 国産オーガニック(有機栽培)製品の促進
- ネオニコ農薬の非使用
- 放射能検査結果の透明性
- 遺伝子組み換え食品に反対(non GMO)
- 生態系保護
商品を注文すると、放射能の検査結果の用紙がカタログと一緒に届くため、気になる人は簡単に確認できます。
コープ自然派では、国産の有機栽培食品やネオニコチノイド系農薬を非使用とした商品など、安心・安全な選択肢が提供されています。
また、生活用品も注文可能ですが、カタログに記載のない商品もあることに留意が必要です。
商品の価格は市販品と比べてやや高いかもしれませんが、コロナ禍の中で安心・安全な商品を受け取ることはありがたいと感じます。
また、添加物が少ないため、原材料がシンプルで信頼性が高く、卵や乳製品などの定番商品も美味しいと言えます。
コープ自然派は、出資金を支払うことで組合員となります。
私は出資金として2000円支払い、毎回の注文に対して200円の出資金を積み立てています。
出資金は退会時に返金されるため、安心してご利用いただけます。
宅配サービスも提供されており、個人宅配は250円で、商品は玄関先まで届けられます。
重い商品(例: お米)も玄関まで届けてもらえるため、非常に便利です。また、共同購入では3人以上が参加すると宅配料が無料になります。
コープ
コープco・opは、全国各地の生協や生協連合会が参加する全国組織で、日本生活組合連合会として知られています。
この全国組織には、日本で最大規模の消費者組織として2962万人の組合員が所属しています。
コープは全国各地に展開しており、そのためどの場所に移動する際も利用が簡単で、安心感があります。
コープは出資者が出資金を出し合い、組合員となって協同で組織を運営し、商品を利用する仕組みです。
組合員は商品の開発や改善に参加し、様々なイベントも開催されています。
また、"コープ"という名前は、"co-operative"(協同の意味)を略したものだと言われています。
コープの宅配サービスには個人宅配とグループ宅配があります。
グループ宅配は無料で提供されていますが、個人宅配は有料です。配達料金は各生協で異なります。
私が住んでいる香川県のコープかがわでは、個人宅配は1回200円で、8,000円以上の購入で100円に割引されます。
妊婦や4歳未満の子供を持つ人、または65歳以上の一人暮らしの方など、さまざまなサポートが提供されています(障害者支援便、介護支援便など)。
コープでは食料品や生活用品を取り扱っており、独自の商品も提供されています。品質の高さから、安心して買い物ができます。
季節ごとに衣料品のカタログが配布され、カタログショッピングを楽しむこともできます。
私は子供の服、パジャマ、自分の服、靴、ティッシュ、トイレットペーパーなど、生活用品を購入していました。また、同僚と共同購入も行っており、買い物に行かなくても済むのは大変便利でした。
さらに、コープではお中元やお歳暮のカタログも提供され、地元の商品を多く取り揃えているため、遠方の親戚に送るのにも適しています。送料が無料なのもうれしいポイントです。
まとめ
コープとコープ自然派の違いについて解説しました。
特に大きな違いは、コープ自然派のほうが安全基準が厳しいということです。
しかし、コープの商品もスーパーと同じレベルもののなので、悪いものということは決してありません。
また、コープ自然派はその厳しい基準ゆえに、商品が届かない、ということもあったりするので、なにを優先にするか?によってどっちがいいかは変わってくるでしょう。
しっかりと商品にこだわりたいならコープ自然派、スーパーと同じ商品で注文したものが確実に届くほうがいいならコープ、という感じですね。
資料請求は無料なので、一度内容を確認してから検討してみてくださいね。