時間や場所を選ばず、話題の動画を楽しめる未来のテレビ「ABEMA」。以前はAbemaTVという名称でした。利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ABEMAで画面をスクリーンショットで保存しようとすると黒くなる理由、スクショは禁止されているのか、違法にならない範囲について解説していきたいと思います。
ABEMAではアニメ、国内ドラマや韓流・華流をはじめとした海外ドラマ、スポーツ、麻雀、将棋など多彩なジャンルを取り揃えています。
ABEMAプレミアムという月額960円の有料サービスも展開しており、プレミアム限定作品が視聴できたり、無料版の3倍の動画が見放題、見逃し配信が広告なしで視聴できるといった特徴があります。
abemaはスクショは禁止?
改正著作権法により、2021年からスクショについても「違法にアップロードされたコンテンツだと知りながらスクショをして保存する行為」が禁止されました。
私的使用が目的であったとしても、以下の3つの条件を満たす場合は違法となります。
- ①国内外含めて違法にアップロードされた著作物
- ②違法にアップロードされたものと知っている
- ③違法にアップロードされた著作物を受信してスクショする
また、過去にはツイッター上で違法にアップロードされた著作物が添付されている投稿を引用リツートしただけで「適法引用ではない」との判決が下された裁判があったようです。
abemaでスクショすると黒くなる理由は?
ABEMAで画面をスクショすると黒くなる理由は、ABEMAアプリに「DRM保護」という著作権保護が適用されているからです。
DRMとはDigital Rights Managementの略で、デジタルコンテンツにおいてコンテンツホルダー(ここではABEMA)が保有する著作権などが不当に侵害されることを防ぐ目的で、コンテンツ利用や複製を制限する仕組みのことです。
ABEMAに限らず、他の動画配信サービスでもスクショすると黒くなることからもDRM保護が適用されていることがわかります。
パソコンでスクショする方法
パソコンでスクショする方法を調べると、録画ソフトを使うやり方が紹介されていました。
パソコンで直接スクショしようとしてもスマホと同じことになるので、ABEMAの動画をパソコンで録画してそれをスクショする形であれば可能ということでしょう。
録画ソフトの例として、4Kにも対応している「iTop Screen Recorder」などが挙げられていました。
違法にならない範囲とは
スクショが違法にならない範囲は、以下の通りです。
- アップロードされたものが適法か違法か判断がつかない場合
- 適法にされたアップロードだと誤解していた場合
この他、違法にアップロードされたものと知りながらスクショした場合でも、画質が低く鑑賞に堪えないレベルの粗い画像をスクショした場合は「軽微なもの」として違法にならない可能性があります。
ABEMA以外のサービスで仮にスクショが可能だった場合でも、個人的に鑑賞するだけに留めておくのが良さそうです。
まとめ
スクショが違法になった経緯については、インターネットの海にあふれる違法アップロードサイトを取り締まるより、利用者側を取り締まった方がてっとり早いからという見方もあるようでした。
私も正直、もし違法アップロードサイトに行き着いたとして、それを違法サイトだと正しく判断できる自信はありません。また、違法サイトはわかりやすく違法サイトの見た目をしているのだろうかという疑問もあります。
ABEMAの場合はDRM保護によりそもそもスクショができない仕様になっているので、それをかいくぐる方が難易度が高いでしょう。
最近では映像作品の公式SNSで、場面画像や公式が作成したフリーアイコンを配布しているのを見る機会が多くなってきました。どうしても使いたい画像がある場合はそのような公式が出しているものを使うことをおすすめします。