カーペットは1年中敷いていて、毎日汗をかいた足で歩いたり、ペットが寝転んだりしますよね。子供がいると食べ物飲み物をこぼしたりするのは日常茶飯事。
毎日掃除機をかけていても、見えない汚れが蓄積されています。
しかし、けっこう大きな洗濯ものになるので、自宅と洗うとなると大変。
そんなときに駆け込むと便利なのがコインランドリーです。
実はコインランドリーでカーペットは洗えます。
しかし、しっかり注意点を知っておかないと失敗します。
また硬いラグやカーペットはコインランドリーで洗うのは難しいので、自宅で手洗いがいいでしょう。
ここでは硬いカーペットを洗う方法や硬くないカーペットをコインランドリーで洗うとき失敗しない方法を解説します。
ここでは、カーペットをコインランドリーで失敗しない洗い方をご紹介します。
硬いカーペットはコインランドリーで洗える?
カーペットが硬くて折り曲げることができない、という場合、無理やりコインランドリーに詰め込むと洗濯機や乾燥機の故障の原因になるのでやめましょう。
また後ろにすべり止めのゴムなどの素材がついている場合は、洗濯はできたとしても、乾燥機にいれるのはよくありません。
乾燥機の熱で変形してしまったり、滑り止めとしての機能がなくなったりする心配もあります。
そのため、硬いカーペットは自宅で手洗いをしたほうが安心です。
硬いカーペットの洗い方
洗い方は以下の手順です。
- まずは掃除機でゴミを吸い取りましょう。掃除機では取りずらい細かいゴミはコロコロでとりましょう。
- 浴槽に40℃ほどのぬるま湯をはり、洗剤をいれ、そのなかにカーペットを入れます。
- 1~2時間ほどつけおきします。
- 浴槽の中で踏み洗いやたわしなどでゴシゴシ洗います。
- 十分に汚れが落ちたら、洗剤が残らないようしっかりすすぎます
- 浴槽の縁に斜めにかけて脱水します
- 風通しの良い日陰で2~3日、日陰で干しておきましょう。
しっかり乾かすために2~3日かけて干したほうがいいので、晴れが続く天気の時に洗ったほうがいいですね。
しかし、大きいサイズの硬いカーペットだと、自宅での洗濯はかなり重労働です。そもそも浴室に入りきらないこともありますよね。
その場合は、クリーニング店を利用するか、アイリスオーヤマのリンサークリーナーを使う選択肢もあります。
リンサークリーナーはカーペット以外にも、車の座席やぬいぐるみなどの汚れも取ることができるので、特にお子さんがいるご家庭では子供に安心して過ごせる環境を作ることができますね。
リンサークリーナーの特徴としては以下です。
- 絨毯やカーペットの汚れを水と一緒に吸い込んで洗うことができる
- しょうゆやジュースなどのたべこぼしにさっと使える
- ソファなどにも使える
- 取り外して洗えない車の座席にも使える
- ぬいぐるみにも使える
クリーニング代と比べると、高い値段ですが、カーペット以外にも使えて、長く使えるので、長期的に見ると大変お得です。
クリーニングに出す手間も省けますね。
カーペットをコインランドリーで洗って失敗する理由
カーペットをコインランドリーで洗うと失敗する原因は3つあります。
- 洗濯タグの表示を確認しない
- 素材を確認しない
- サイズを確認しない
洗濯タグの表示を確認しない
カーペットやラグにも服と同様、洗濯タグがついています。
この洗濯タグに水洗いOKのマークと短ブル乾燥OKのマークがあればコインランドリーで洗うことができます。
水洗いOKのマークはこちらのマークです。
一番右下の「家庭での洗濯禁止」マークがあれば、コインランドリーで洗うことはできないので、クリーニングにおまかせしましょう。
また短ブル乾燥OKかどうかのマークはこちらです。
一番下のタンブル乾燥禁止マークがあると乾燥機が使えないので、コインラインドリーで乾燥機を使うことができません。
素材を確認しない
洗濯表示がない場合は、素材を確認します。
ウールやシルク、ギャベなどの天然素材を使用しているカーペットはコインランドリーで洗濯するのは避けましょう。
また裏地にゴムがついていたり、カーペットの構造の一部にゴムが使われている場合は、ゴムが高熱で弱くなる可能性があるため、乾燥機は使わないほうがいいでしょう。
サイズを確認しない
カーペットのサイズとコインランドリーの洗濯機のサイズを確認しておかないと、無理やり洗濯して壊れてしまったり、持って行ったのに洗濯機に入らなかった…ということもあります。
一般的に、洗濯量の上限が15Kgの洗濯機は3畳、22Kgであれば6畳のカーペットを洗うことが可能です。
それ以上の大きさのカーペットや洗濯機がない場合は、残念ながらコインランドリーで洗濯ができないので、自宅で洗うかクリーニング店に持っていくことになります。
また洗濯機に入ったからと無理やり洗濯すると、洗濯機の故障やカーペットの破損につながります。しっかりサイズ確認をして利用しましょう。
カーペットのコインランドリーでの洗い方
カーペットのコインランドリーでの洗い方は、ほかの洗濯物と変わりません。
洗濯機に入れて、洗剤を入れ、終わったら乾燥機に入れるだけです。
しかし、それぞれの工程でポイントがあります。
事前に掃除機をかけておく
足の長いラグやカーペットだと隙間にほこりや食べかすが付着しているので、洗う前に掃除機をかけたり、はたいたりして汚れを落としておきましょう。
水を含むとべっとりくっつく汚れになってしまったりすると、せっかくの洗濯が台無しになってしまいます。
屏風折にしていれる
洗濯機に入れる際に、カーペットは屏風折にしていれましょう。表面を外側にして、山折り谷折りを繰り返し、くるくる丸めます。そうすることで、表面の汚れが落ちやすくなります。
カーペットを入れられるネットがあれば、入れたほうがいいです。洗濯機の中でカーペットが広がると洗濯機がうまく回らなくなったりするので、広がりが気になるようであれば、ひもなどで縛っていれるのもおすすめです。
洗濯機にぎゅうぎゅうに入れない
折りたたんだカーペットを洗濯機に入れた際に、すこし余裕があるくらいにしておきましょう。
洗濯機ギリギリにいれてしまうと、洗濯機の故障の原因やカーペットの汚れが十分に落ちない原因にもなります。
ケチってカーペットより小さいサイズの洗濯機にするのはやめてくださいね。
カーペットのコインランドリーでの乾燥機の時間は?
カーペットをコインランドリーの乾燥機にかける時間は、おおよそ40分から60分くらいです。
ただし、カーペットの素材や大きさ、厚みによって違うので、ときどき様子を見て、かけるといいでしょう。
また素材によっては高温乾燥NGのものもあるので、洗濯マークを確認して、乾燥の温度を気をつけましょう。
カーペットをコインランドリーで洗う料金は?
コインランドリーにもよりますが、中型洗濯機で1時間800円、大型洗濯機で1,200円ほどです。
乾燥機のみは中型で10分100円、大容量で7~8分で100円くらいが相場です。
サイズが小さいカーペットであれば、洗濯から乾燥まで約1200円~1500円ほどでおさまりそうです。
カーペットの手洗いの方法
洗濯がOKで洗濯機に入るサイズであれば、自宅の洗濯機で洗っても大丈夫です。
自宅の洗濯機のサイズは難しい場合は、お風呂で手洗いしましょう。
カーペットをお風呂で手洗い
浴槽の中に水をため、洗濯用洗剤を溶かします。
上述した屏風折にしたカーペットを浴槽に入れ、足で踏んで洗いましょう。
この際に40℃くらいのぬるめのお湯にすると汚れが落ちやすくなります。
汚れがある程度落ちたら、すすぎ洗いも同じように足踏みして洗います。
しっかりすすぎ終わったら、よく踏んで脱水します。
干す際は陰干しでしっかり干しましょう。M字型やA字型にして風通しがよくなるような干し方にしましょう。
乾燥があまいとカビが生える原因になるので、しっかりと乾燥させましょう。
硬いカーペットの洗い方
硬いカーペットの場合は、折りたたむのが難しいので、コインランドリーでの洗濯は難しいでしょう。
そのため洗うとしたら、お風呂場や庭、駐車場など広い場所にカーペットを置き、ブラシでゴシゴシこするという方法になります。
カーペットが大きい、洗濯するスペースがないという場合は、物干しざおにかけながら水をかけて洗うという方法でもいいでしょう。
またアイリスオーヤマのリンサークリーナーを使うというのも手です。
洗濯時の洗剤は、カーペットの素材にもよりますが、洗濯機で洗う場合と同じように洗濯洗剤、もしくは重曹を使うのも手です。
洗濯機での脱水もできませんので、物干しざおなどに斜めにかけておきましょう。そうすることで水が一点に集まるので早く乾きやすいです。
また天気にも注意が必要です。なかなか乾きにくい素材のカーペットで1日中干さなければならいとなった場合、天気が崩れてしまうと大変です。
乾燥している季節に行ったほうがより乾きやすいですね。
滑り止めがあるカーペットはどうする?
滑り止めはだいたいがゴム素材で、ゴムは熱に弱いため、乾燥機を使用すると変形してしまう可能性がありますので、避けたほうがいいでしょう。
洗濯だけコインランドリーを使用するのでもいいですが、水を含んだカーペットはかなり重いので、運ぶのが大変です。
自宅で洗濯から乾燥まで行う、もしくはクリーニング店に出すほうがいいでしょう。
まとめ
カーペットはコインランドリーでも洗えますが、洗濯マークをしっかり確認して注意点をしっかり守ることで失敗しません。
とりあえず大丈夫だろうと軽い気持ちでコインランドリーで洗ってしまうとカーペットがボロボロになってしまう可能性があります。
それがお気に入りのカーペットだったら、めちゃくちゃ悲しいですよね。
そんなことにならないように、しっかり確認してきれいになったカーペットで快適に過ごしましょう。