魚の骨が喉に刺さると痛いし喉はイガイガするし、それでいてなかなか取れないと違和感で焦ってもきます。
そんな喉にひっかかった魚の骨を取る方法として、「ご飯を丸のみするとよい」「自分でピンセットでとる」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
魚の骨がどこに刺さっているのかによっては効果があることもありますが、魚の骨が大きかったり、奥に刺さっている場合は、危険な場合もあります。
ですので、以下の方法を試してみましょう。
- 大きくうがいをする
- 牛乳を飲む
- 耳鼻科を受診する
また、魚の骨が喉に刺さったままほおっておけば自然にとれることも多いです。
しかし、一晩寝ても喉から骨が取れない場合、耳鼻科にいってとってもらったほうがいいかもしれません。
ここではそんな誰しもが経験する、魚の骨が喉に刺さった時の対処法について解説をしていきます!
魚の骨が喉に刺さったときの裏ワザ
魚は美味しいですが厄介なのが骨ですよね。
せっかく魚を美味しく食べていたのに、骨が刺さることで辛い経験をしたことがある人は多いでしょう。
この場合ですが結論から言えばうがいをするか牛乳を飲むのが良いです。
詳しく解説をしていきます。
魚の骨ですが必ず取れるなどのような裏ワザははっきりいって存在しません。
なので魚の骨が喉に刺さってしまったら、まずは以下のことを試してみるようにしてください。
大きくうがいをする
まずは水でガラガラと大きくうがいをしてみましょう。
魚の骨の場所によってはうがいによる水流でポロっと取れることがあります。
ですのでまずはうがいをして魚の骨が取れるか試してみてください。
ただ無理に喉の奥でうがいをしようとするとむせたり、喉を痛める可能性があります。
なのであくまでも喉の水流で取れるか試してみる程度にしておきましょう。
牛乳を飲んでみる
またもう一つの対処法として牛乳を飲でみると良いでしょう。
牛乳は水良いも粘度がありますので、飲むことによって魚の骨が取れることがあります。
また牛乳の脂肪分によって魚の骨が刺さることによる痛みや、炎症を一時的に和らげてくれる効果もあります。
ただだからといって、ゴクゴクと勢いよく牛乳を飲んでも逆効果になってしまいます。
ですので無理矢理牛乳を飲むことによって魚の骨を取ろうとはせず、あくまでもこちらも対処法の一つとして覚えておきましょう。
耳鼻科を受診する
これらの方法を試してみても魚の骨が取れなく、痛みも続く場合には耳鼻科を受診するのも有効な対処法です。
筆者は普段は医療機関に勤めていますが、魚の骨が喉に刺さって受診をする方はたくさんいます。
医師もスタッフもよくある話ですので恥ずかしがらずに、喉に違和感があったら無理をせずに受診をするようにしてください。
軽く自分でうがいや牛乳を飲むなどを試してみて、取れそうな気配がなかったら早めに受診をした方が安全ですね。
このように魚の骨が喉に刺さった時の対処法はありますが、反対に間違ってもやってはいけないのが以下の対処法です。
魚の骨が喉に刺さったときやってはいけないこと
ご飯を丸呑みする
よく聞く魚の骨が喉に刺さった場合の対処法がご飯を丸呑みするですよね。
今でもこの方法を効果があると信じて試している人は多いのではないでしょうか?
ただこちらの対処法ですが、絶対にやめてください。
この対処法は効果がないどころか全くの逆効果となっています。
ご飯を丸呑みするとより魚の骨が喉の奥に入ってしまう可能性があります。
また病院で魚の骨を抜くことになった際でも、魚の骨が埋まっていたり、折れていたりすることで余計に抜けにくくなります。
この状態になった魚の骨は医者でも抜くのが難しくなってしまうことがあるので、
ご飯の丸呑みは絶対に避けるようにしてください。
自分でピンセットを使って抜く
続いて危険なのが自分でピンセットなどを使って抜こうとすることです。
医療現場でも魚の骨を抜く場合にはファイバースコープを使ったり、専用のピンセットなどを使って慎重に抜くようにします。
ですので素人でしかも市販のピンセットで魚の骨を抜こうと、
するとさらに喉を傷つけてしまうことも。
また雑菌が喉に入って炎症を起こしてしまう可能性もあります。
素人が知識もなく医療行為をすることは非常に危険です。
他にもよくある間違いとしては、魚の骨はそのままにしていると魚の骨が自然と溶けるということです。
実はこれも全くの間違いで、魚の骨は抜けない限り、溶けてなくなるということはありません。
なのでしっかりと治療をして対処をするようにしましょう。
喉に刺さった魚の骨を放置しておくとどうなる?
魚の骨ですがなかなか取れなくて諦めたくなることもあります。
喉に刺さった魚の骨ですが放置をしておくとどうなるのかも気になりますよね。
結論から言いますと、こちらは実は大抵は勝手に抜けます。
喉の粘膜の動きで、大抵翌日までには魚の骨は押し出される形で自然に取れます。
なので放置をしていても基本は問題はありません。
ただ逆に言えば、翌日以降も魚の骨が刺さっていて痛みが引かない場合には注意が必要です。
魚の骨が太くて深く刺さってしまっている場合には、そう簡単に抜けないことがあります。
その場合放置をすることで、炎症が広がってしまったり、膿んでしまう可能性があります。
そしてその結果、これらが原因によって発熱をしたり出血をしたりすることになることも。
ですので翌日以降も喉に違和感があったり、痛みが取れない場合には、早めに医療機関に受診をするようにしましょう。
耳鼻咽喉科での治療は大体10分ほど終わります。
費用としては3000円から5000円ほどが目安となりますが、抜けてしまったら痛みはケロッと治るので違和感もなくなるでしょう。
無理に我慢をせずに早く治療をしてもらうようにしてくださいね。
魚の骨が喉に刺さったのは自然にとれる?
魚の骨がのどに刺さったら自然にとれるのが一番ですよね。
刺さったままでもそのままにしておけば自然にとれることがほとんどです。
しかし魚の骨は自然に溶けることはないので、自然にとれない場合は、耳鼻咽喉科で撮ってもらうようにしましょう。
まとめ
魚の骨ですがうがいをしたり牛乳を飲むなどの対処法があります。
ただこれらをしても取れない時は取れないので、その場合は耳鼻科を受診するようにしましょう。
間違ってもご飯を丸呑みしたり、ピンセットを使って自分で抜くなどは避けるようにしてください。
魚の骨ですが喉に刺さったまま放置しても粘膜の動きによって自然と抜けます。
ただ逆を言えばしばらく魚の骨が抜けない場合には、深く刺さっていて自力じゃ抜くことができません。
なのでその場合はできるだけ早めに受診をするようにしましょう。
魚の骨で受診をする人はよくある話ですので、恥ずかしがらず受診をして、早くスッキリするようにしてくださいね。