オロナインは様々な傷口に塗ることができるので、万能薬として家に1つは置いてあるご家庭も多いのではないでしょうか。
オロナインの名称は知っている方も多いと思いますが、オロナインh軟膏と何が違うのか気になりますよね。
塗ってはいけない場所や、使用期限切れでも使っていいのか知っておくと役立つのではないでしょうか。
結論からいうと、オロナインは発売当初オロナイトケミカル社が開発した原料を使用していたことと、成分が9つあったことから「オロナイン」と命名されました。
その後主剤の変更で現在の「オロナインh軟膏」に変わっています。
主な使用用途は変わっていませんが、成分が変わるのに合わせて名前も変わっているようです。
湿疹・化粧下・虫さされには塗ってはいけないので注意しておきましょう。
使用期限が切れると効果がなくなってしまったり、変質してしまう可能性があるので、使うのはおすすめできません。
ここでは、オロナインとオロナインh軟膏の違いについて、塗ってはいけない場所があるのか、使用期限切れでも使っていいのか解説していきます。
オロナインとオロナインh軟膏の違いは?
オロナインは発売当初、オロナイトケミカル社が開発した原料を使用していたことと、発売当時、成分が9つあったことから「オロナイン」と命名されました。
「オロ」はスペイン語で黄金を意味しています。その後何度か名前を変更し、現在の「オロナインh軟膏」へと変わっています。
名前の変更は主剤の違いによるもので、hは主剤であるクロルヘキシジングルコン酸塩液の「ヘキシジン」が由来となっています。
オロナインの塗ってはいけない場所は?
オロナインは殺菌作用がある、クロルヘキシジングルコン酸塩が配合されており、消毒効果や化膿を防ぐことができます。
にきび・吹出物・軽いやけど・ひび・しもやけ・あかぎれ・擦り傷などに使用することができます。
しかし、湿疹(ただれ、かぶれ)・化粧下・虫さされには使用できないので注意しましょう。
オロナインは化粧品ではないので、化粧下で使うことはおすすめしていないようです。
また、湿疹(ただれ・かぶれ)、虫さされに塗ってしまうと症状が悪化したり、アナフィラキシーショックなどの副作用が起こりやすくなってしまいます。
使用後すぐに皮膚のかゆみ・じんましん・声のかすれ・くしゃみ・喉のかゆみ・息苦しさ・動悸・意識の混濁などがあらわれた場合はすぐに病院に行きましょう。
傷口が広範囲の場合や、傷口の症状がひどい場合もすぐに使用をやめて病院で診てもらいましょう。
使用期限切れは使ってもいい?
塗り薬はコンパクトで持ち運びしやすいですが、いつの間にか期限が切れていることも多いと思います。
使用頻度が少なかったり、1回の使用量も少量で済むので使い切った経験がある方は少ないのではないでしょうか。
使用期限が過ぎてしまうと、効果がなくなったり、変質してしまう可能性があります。
見た目では変化を感じないかもしれませんが、使う際には指や皮膚に触れているので、衛生面的にも心配です。
開封してから時間の経ったものや、使用期限が切れてしまったものは処分して新しいものと交換するのがおすすめです。
まとめ
オロナインは何にでも使えて万能なイメージがありますが、湿疹や虫さされには使えないので注意が必要です。
湿疹や虫さされに塗ってしまうと、湿疹が広範囲に広がったり、症状を悪化させてしまうこともあるようです。
いつもと違う目的で使用する場合は、必ず使用用途を確認してから使いましょう。
無意識に間違った使い方をしてしまうと危険な状態になる場合もあります。
使用前にはきちんと確認し、正しく安全に使いましょう。