様々なデザインがあり、美脚効果も期待できるパンプス。特に女性であればファッションはもちろん就職活動やフォーマルな場で必要になり、一度は履いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、パンプスは長時間履いていると足が痛くなるという声もよく聞きます。
今回はパンプスを履いて親指の爪が痛いときの対処法、親指の爪が痛くなる原因や改善策について解説していきたいと思います。
パンプスを履いたことがない方のためにご説明すると「パンプス」とは、足の甲の部分が広く開いている靴のことです。スリッポンのように簡単に履くことができます。
デザインや色も豊富ですが、基本的にはシンプルなので服に合わせやすいアイテムと言えます。また、スニーカーだとカジュアルになりすぎてしまう場合、それをパンプスに替えるだけでも印象が変わるので便利なアイテムです。
パンプスで親指爪が痛くなる原因は何?
パンプスを履いて親指の爪が痛くなる原因として「靴のサイズが自分の足に合っていない」「トゥラインに合っていない靴を履いている」「開張足」「巻き爪」の4つが挙げられます。それぞれご説明していきます。
①靴のサイズが自分の足に合っていない
特に「靴のサイズが大きいこと」がパンプスで親指の爪が痛くなる原因に関わります。
パンプスはフォーマルな場など服装にきちんと感を出したい時に履くことが多いため、その下に履くのはストッキングやタイツである場合が多いと思います。それに加えて履いているパンプスのサイズが大きいと、足が靴の中で「前すべり」を起こします。前すべりをすると親指が靴の先端に当たり、親指の爪も圧迫されて痛くなるということです。
②トゥラインに合っていない靴を履いている
足にはトゥライン(つま先の形状)というものがあり、人それぞれ異なります。トゥラインには3種類(ギリシャ型・スクエア型・エジプト型)あり、中でも「親指が人差し指より長い」エジプト型の人が親指の爪が痛くなりやすいようです。
③開張足
足には5本の指のつけ根を結ぶ横アーチというものがあります。開張足はその横アーチが崩れて足の指が横に広がっている状態のことです。パンプスやハイヒールを履く機会の多い女性がなりやすく、現代女性の9割は開張足だと言われています。
開張足になると足の指が上に反って靴を履くと爪が当たりやすくなり、親指の爪が痛くなるのではないかと考えられます。
④巻き爪
巻き爪は、爪の端が皮膚に食い込んでいる状態のことです。巻き爪になる原因は間違った歩き方や靴選び、爪の切り方などがあります。
パンプスで親指爪が痛い改善策は?
それぞれの原因に対する改善策をご紹介します。
①足の前すべりを防ぐには「市販のハーフインソール」がおすすめです。皮やシリコンなど種類も多く、安いものでは100円ショップで購入することができます。
②トゥラインがエジプト型の人は「ランドトゥ」のパンプスを選ぶようにするといいでしょう。ランドトゥとは、つま先の形が丸みを帯びているデザインのものです。
③開張足には、姿勢や足の動かし方など「正しい歩き方を身につける」、「市販の開張足ケアパッドを使用する」のがおすすめです。
ただし、これらの方法で改善がみられない場合は医療機関を受診しましょう。
④巻き爪には「市販のケアテープ」もありますが、医療機関を受診することをおすすめします。
まとめ
パンプスを履いて親指の爪が痛いときは、
・市販のインソールやパッドを使う
・自分の足の形状を把握し、合った靴を選ぶ
・開張足の改善策は正しい歩き方を身につけること
・ひどい開張足や巻き爪は医療機関を受診する
といった対処法があることがわかりました。
私も自分の足について自己チェックをしてみましたが、おそらく開張足でトゥラインはギリシャ型でした。
パンプスを履いて親指の爪が痛くなってしまう方は、ぜひご紹介した方法を試してみてくださいね。