トイレに窓がないのは、いいイメージが持てない人も多いのではないでしょうか。
臭いがこもる、カビがはえそう、といったマイナスイメージがあるかと思います。
風水でもトイレは重要な場所だと書いてますし。
そしてトイレの窓設置の費用は10~15万円が相場といわれていて、けして見過ごせない費用です。
結論からいえば、トイレが窓なしで後悔するかどうかは人それぞれです。
しかしトイレの窓がないからといって
- カビ臭くなる
- 風水的にダメ
- 臭くなる
といったことはありません。
逆にトイレに窓がないことによって、間取りを気にせず作れるというメリットになることもあります。
本記事では、トイレに窓なしのメリット、デメリットを解説します。
トイレ窓なしは臭い?
そんなこといってもトイレに窓がないと空気がこもってしまうのでは?という心配はあるかもしれませんが、現在の換気扇は優秀なので、臭いなども換気扇で十分です。
どうしても外気を取り入れたいという場合は、もちろん窓ではないと叶いませんが、そこにこだわりがなければ換気扇で十分です。
換気扇を1日中つけっぱなしでも1カ月の電気代は100円もかからないほどです。
どうしても臭いが気になる場合はオゾン脱臭機などを置いて臭い対策をしてみましょう。悪臭の原因は菌なので、その菌をオゾンは分解してくれます。
小型のオゾン脱臭機もあり、トイレ空間の邪魔にもなりませんよ。
ただし臭いの原因はいくつかあり、換気扇をずっと回しているのに臭う、という場合は臭いのもとがどこなのか?を探ってみてください。
アンモニア臭がする
アンモニア臭の原因は尿です。排泄直後はアンモニア臭くないのですが、時間が経つと臭ってきます。便器の内外に飛び散った目に見えない細かいしぶきが原因です。
とくに立って用をすましている男性は床に飛び散っているので、極力すわってするようにしましょう。
また床の掃除もこまめに行いましょう。
水回りのカビ
タンク内や換気扇のファンなどにカビが発生したりします。水がつねにあるのでどうしてもカビが発生しやすい場所です。
定期的にタンク内や換気扇のファンは掃除しておきましょう。
下水道の臭い
下水道のトラブルや封水(トイレの中に貯まっている少量の水)が不足して臭いが発生することがあります。
封水は長期間トイレを利用しないと蒸発して減ってしまったりします。そうではないなら下水道にトラブルが起きているかもしれないので、水道修理屋さんに確認してもらうといいでしょう。
トイレ窓なしはカビが生える?
窓なしのトイレでカビが発生するのは、換気を十分にしていないのが原因です。
トイレの換気は入ったときだけ、出たら消す、というようにしていませんか?
それだとトイレの空気がこもってしまうので、カビが発生しやすくなります。
ですので、常に換気扇は回しておくようにしましょう。
トイレの換気扇を24時間まわしたところで、電気代は大したことはありません。
ただし、古いマンションの場合や「2室換気」や「3室換気」の場合は、トイレの換気が十分にされないかもしれません。
「2室換気」や「3室換気」というのは、お風呂の換気扇でトイレの排気を引っぱっていたり、お風呂の換気扇でトイレと洗面の排気をしているという状態です。
その場合は、お風呂の換気扇を切らないようにしてください。
トイレが窓なしは風水から見てどうなの?
風水的に窓なしのトイレはあまりよくないそうです。
窓がないことで空気の循環が起きず、暗い雰囲気になるというところがNG。
しかし、以下のことを行えば改善されるようです。
- 観葉植物を置く
- 換気扇をできるだけつけておく
- 盛り塩や炭で浄化する
最近ではインテリア用の炭があるので、そのようなおしゃれなものを置いておくとインテリアとなってなじむでしょう。
観葉植物は上述したものを参考に日陰に強いものを選びましょう。
またトレイマットやスリッパがない、フタを開けっぱなしにしている、いつも汚れている、といったことも運気を下げる要因になるので、気を付けてみましょう。
トイレ窓なしは後悔する?
トイレを窓なしにすると後悔するかどうかは人ぞれぞれです。
そもそもトイレに窓をつける理由はなんでしょうか?
明るくするため?換気のため?トイレに窓があるのは当たり前だから?
ひと昔前でしたらトイレには窓が必要でした。なぜなら換気扇がなかったので、窓を開けて換気をしなければいけなかったからです。
しかしいまは換気扇がありますから、窓で換気をせずに済みます。
トイレが窓なしのデメリット
トイレが窓なしの場合のデメリットとして、
- トイレが暗くなるので日中も電気をつける必要がある
- すぐに換気したいときにできない
などがあります。
採光がないので、電気をつけないと暗いです。
しかしトイレの電気消費はそこまで家計に影響することはないでしょう。
またすぐに換気したくてもできない、という場合は、消臭スプレーなどで対応できるので、すぐに換気しないと!ということは少ないのではないでしょうか。
トイレに窓なしのメリット
トイレに窓があることによるメリットは、
- 場所を気にせずトイレの配置ができる
- 防犯によい
- 断熱性があがる
ということがあります。
トイレに窓をつけるためにはある程度トイレの配置場所が決まってしまいます。
その点、窓がないことで場所を気にせず間取りを組むことができます。
またトイレの窓からの侵入を防ぐことで、防犯にもなります。換気のために窓を開けてうっかり閉め忘れたまま外出してしまった…ということも防げます。
さらに窓からの空気が入ってこないので、断熱性があがり、結露からくるカビの心配や掃除なども不要になります。
トイレ窓なし夏は暑い?
トイレはドアを閉めている時間が長いし、熱がこもりがちなので夏はさらに暑くなりがちです。換気扇でも温度を下げられる効果は低いです。
小窓があれば暑さを逃せられるのでは?と思いますが、猛暑日など外の気温が高い日ではあまり効果がありません。むしろむんっとした熱気が入ってきたり、日差しが入る位置に小窓があるとさらに暑くなってしまいます。
暑くなってしまうトイレの気温をさげるには「空気の循環」がポイント。
トイレ内に小物を置けるスペースがあれば小型扇風機を置いたりして空気の循環をしましょう。首振り機能がついていればさらに効果的。
もしスペースがないという場合は、「サーキュライト」がおすすめ。
照明とファンが一体化していて、照明をサーキュライトに交換するだけ。上についているので場所をとることもありません。
もしくは、使用時以外はドアを開けっぱなしにすることで、風通しをよくすることもひとつの方法です。
窓のないトイレに観葉植物を置いても大丈夫?
窓もないし殺風景だから観葉植物を置きたいと思う人もいるでしょう。
しかし、光が入ってこないところに観葉植物を置いて枯れてしまわないか気になるところです。
窓なしのトイレに置く観葉植物は下記のものがいいでしょう。
- アイビー
- シュガーパイン
- ポトス
- サボテン
これらの観葉植物は日光が苦手なので日陰でも成長できます。
サボテンは針があるので、風水的に悪いものを取り去ってくれるといわれています。
観葉植物を置くだけでもトイレがパッと華やぎますよね。
とはいえ、トイレにそのまま置いておくと観葉植物も枯れてしまいます。
- 枯れてしまった葉っぱは取り除く
- ホコリがかぶらないようにする。ついてしまったら掃除する
- 日光浴をさせる
など、きちんとケアをしましょう。
まとめ
トイレが窓なしであることは現在の住宅ではよく見かけますし、アパート・マンションでもトイレに窓がないことはよくあります。
しかし、気分的にトイレに窓がないと落ち着かない!など個人の感覚もあるでしょう。
しかしトイレの窓がなしかありかひとつとっても、メリットデメリットがあり、それぞれに対する快適になるための対策はたくさんあります。
もし自宅を新築する、建て替えを検討している方なら、間取りやインテリア、費用も関わってきますから、いろんな意見を聞いてみたいですよね。
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トイレの窓なしのメリット・デメリットを知ったうえで、検討してみてくださいね。