「玄米は完全食である」と言われる位、栄養価が高いことをご存じの方も多いでしょう。
白米に代わって食べる事で、美容や健康にも大きな効果があると言われており、健康のために玄米を選択している、という方もいるでしょう。
しかし、玄米は白米より3割ほど高く売られており、コストがかかります。
玄米は白米を精米する前のお米なので、精米しない分安いのでは?と疑問に思いますよね。
しかし、玄米が高いのにはきちんと理由があります。
それは、
- 食用玄米としてさまざまな調整が必要となり、そのコストがかかっている
- 手間がかかる割に需要が少ない
ということです。
しかしどちらも玄米を安全に食卓に届けるために必要なコストなのです。
玄米が白米より高いのはなぜ?
玄米が高い理由はおもに2つあります。
ひとつは、食用玄米としてさまざまな調整が必要となり、そのコストがかかっていること。
もうひとつは手間がかかる割に需要が少ない、ということ。
お米は日本の主食なので玄米はたくさん存在していますが、精米機にかける前の未処理の玄米と、
調整した食用玄米では全く違います。
未処理の玄米は、もみ殻、ゴミ、小石など不純物が多く混ざっていて、大きさも様々です。
自分で洗って取り除こうとしても手間がかかりますし、美味しく食べるのは難しいです。
(お米よりゴミの方が多いくらいです。)
精米時にゴミなどの不純物も一緒に排除できるので、精米する方が手間が少ないのです。
そして農薬の心配があります。
日本のお米生産は農薬を使うことによって、品質を保ち大量に生産することができています。
農薬は米ぬかに多く含まれているので、精米済みの白米は問題ないのですが、
ぬかまで食べる玄米には農薬の心配があります。
有機栽培で無農薬の玄米だと安心して食べられるのですが、手間がかかり大量生産には向いていません。
そのような手間がかかる割に白米のように需要が少ない。
その結果、高くなってしまうのです。
それでも玄米を選ぶメリットは?
コストもかかるし調理も手間がかかるなら、玄米のメリットを知らないとなかなか手が出しにくいですよね。
玄米の4つのメリットはこれです。
①おかずがいらないほど栄養豊富
玄米は「完全食」と呼ばれるくらい栄養が豊富です。
炭水化物が少なく、タンパク質、脂質、灰分、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、マンガン、βカロテン、ビタミン(E、B1、B2、B6)ナイアシン、、葉酸、パントテン酸、飽和脂肪酸が含まれています。
また食物繊維は白米の5倍!
玄米だけでこれだけの栄養が取れるため、他のおかずで補う必要がなく、おかずをたくさん作らなくてもよい。
その結果ご飯の準備が楽になります。
②体が健康的になり体が整う
栄養が豊富な玄米を食べ続けていると、体が整い健康的になってきます。
免疫力がアップし、強い体になったり、代謝が良くなるので痩せやすい体になります。
冷え性の私でも、玄米を食べた後はすごく体がぽかぽかしてきた経験があります。
お通じもよくなり、肌も綺麗になっていくので便秘になりやすい人には嬉しい効果が期待出来ますね。
③消化に時間がかかるので腹持ちが良い
玄米は消化に時間がかかるので、腹持ちがいいです!
私は以前、カフェの賄いで玄米を食べていましたが、同じ量の白米を食べるより、お腹の減りが遅かったです。
食べすぎや間食も減っていくので、体にもお財布にも優しいですよ。
④食費が減る
玄米が白米より高くても、栄養豊富な分おかずに使うお金が減っていきます。
また間食の分も減っていけば、トータルの食費は減っていきます。
このように、玄米は確かに白米よりも値段が高いですが、栄養が豊富でトータル的にはお得になることもあります。
また健康はお金では買えませんから、少しだけ食にお金をかけ病院に行く回数が減ることで長い目で見たら安上がり、ということもあります。
ただ玄米は炊くのがめんどう、味が好みではないという人もいます。そのような人にもおすすめなのがファンケルの発芽米です。
白米よりも栄養が高く、食べやすいと好評です。
玄米を安く手に入れるには?
玄米を試してみたい、という方には通販で購入することをおすすめします。
配送もしてもらえますし、店舗で購入するより安いこともあります。
また一口に玄米といってもいろんな種類があり、自分好みの玄米を探してみるのも楽しいです。
まとめ
上述の理由で、どうしても玄米は高くなってしまいますが、安心でおいしい玄米を食べるためには必要なコストです。
しかし1食にかかる値段でみるとむしろ安くなったりします。
ご飯を炊く時間はかかりますが、栄養素をおかずで補う必要がなく、結果的に作る時間も減ります。
おかずが減ったのに栄養素はきちんと補える、というまさに一石二鳥です。
さらに体も丈夫になれば、医者いらずで医療費もかかりません。
長期的にみると、コスト減につながっていくのではないでしょうか。