電気ケトルって便利ですよね。
すぐにお湯が沸かせるほか、お湯が沸いたら自動で保温状態になるので愛用をしている人も多いでしょう。
ただそんな電気ケトルですが使わない方がいい、リスクがあるというのを聞いたことはありませんか?
その場合、電気ケトルよりやかんの方が良いのでしょうか?
ここでは電気ケトルとやかんについて解説をしていきます!
電気ケトルは発がん性のリスクがある?
電気ケトルを愛用している人は多いですよね。
朝にお湯を沸かしたい時に便利ですし、赤ちゃんがいる家庭の場合すぐにお湯が作れる電気ケトルは大変便利です。
そんな電気ケトルですが発がん性のリスクがあるというのは本当でしょうか?
結論から言えば、そのような声があるのは事実です。
詳しく解説していきます。
電気ケトルですが正確には電気ケトルを使うことで発がん性リスクが高まるわけではありません。
発がん性について言われる理由としては水道水に含まれているトリハロメタンという成分によるものです。
トリハロメタンですが水道水を消毒する際に使う塩素の化合物です。
このトリハロメタンは発がんの可能性があると言われています。
日本ではもちろんトリハロメタンの基準値が定められており、飲水はこの基準値以下になっています。
しかしそれでも微量は含まれているので少し不安がありますよね。
またこのトリハロメタンですが、短時間の沸騰によって量が増えることも確認されています。
電気ケトルは短時間での沸騰をし、そのまま保温になってしまうのでトリハロメタンが増加をするので危険と言われています。
しかし、正直なところ、このような発がん性のある物質は他にも山のようにあります。
食材でもそれなりにありますし、調理の過程でどうしてもそれらは出ています。
なので全てを避けることはとてもできません。
もし水道水からトリハロメタンを除去したいと思ったら、10分以上煮沸をするか、電気ケトルで4回は繰り返して沸騰をさせると良いです。
ただこれはかなり面倒ですよね。
どうしても気になる人は電気ケトルを使うことはおすすめしませんが、基準値以下だし気にしないのであれば普通に電気ケトルを使って大丈夫ですよ。
やかんと電気ケトルで味の違いはあるの?
同じくお湯を沸かす調理器具といえばやかんがありますよね。
このやかんと電気ケトルですが味の違いはあるのでしょうか?
結論から言えば、あると言われておりわかる人にはわかります。
やかんの場合、お湯をしっかり沸かすことができますよね。
ガスでお湯を沸かすのでいつ火を止めるかは使っている人次第です。
一方電気ケトルの場合は電気で沸かし、お湯が沸かされた時点でスイッチが切れますよね。
そこから保温状態になるので温度が上がることはありません。
水道水に含まれている消毒剤や不純物を取り除くためにはしっかりとした煮沸が必要になります。
電気ケトルの場合にはこの不純物が取り残されることがあり、そこに味の異変を感じる人はいます。
なので味がわかる人はやかんでのお湯を好む傾向があります。
正直筆者の場合にはその違いは全然わかりません。
ただ硬水軟水など、水の違いに敏感な人はいるので、そのような人はわかる可能性が高いですね。
やかんと電気ケトルはどちらが生活に適しているか比較
やかんと電気ケトルですがどちらの方が生活には適しているのかも気になりますね。
こちらですが、使い方次第でありどちらが優れているなどはありません。
まずやかんですが、こちらは大量にお湯を沸かす際に便利です。
一般的にやかんの方が電気ケトルより容量が多いので、一度で多くのお湯を沸かすことができます。
またストーブの上に置いて加湿器代わりに使うなどの使い方も可能です。
他には上記のように沸騰時間を長くして、より美味しいお湯を作りたい場合にも良いですね。
このようにやかんの場合にはより多く、より美味しくお湯を作りたい場合に適しています。
一方電気ケトルですがこちらはとにかく気軽にお湯を作ることができます。
ワンタッチで、短時間にお湯を沸かすことができるので忙しい時間帯でお湯を沸かしたい時に便利です。
自分の生活を考えてみて、適している方を使うようにしてくださいね。
電気ケトルを使うことでめんどくさいこととは?
電気ケトルですが使うことでめんどくさいこととはなんでしょうか?
こちらですが、よく挙げられるのが保温性能の低さです。
電気ケトルは基本的にはお湯を沸かすものであり、保温性能は高くないです。
そのためお湯を沸かして放置しているとすぐに冷めてしまいます。
なのでお湯が冷めること自体が嫌な場合には電気ポットを使うのが良いでしょう。
あくまでも電気ケトルは使う分をさっと沸かすという使い方が適しているということですね。
まとめ
電気ケトルですが水道水のトリロメタンが取り除けないということで危険という声はあります。
ただもともとトリハロメタンは基準値以下ですし、発がん性物質を全て避けて生活をするのは困難です。
そのため気にする人はやかんを使い、気にしない人は電気ケトルを使えばOKです。
やかんと電気ケトルではそれぞれ一長一短があり、どちらが優れているということはありません。
自分の生活に合わせて、うまく使いこなすようにしてくださいね。