桃を食べるとき、皮をむいて食べる人が多いと思いますが「皮をむくのがめんどくさい!」と思う人も多いのではないでしょうか?
手もべたべたするし、りんごみたく皮ごと食べられたら楽なのにな~と思ったり。
しかし、実は桃は皮ごと食べられることはご存知でしたか?
「桃の皮には毒があって危険」という話が出回っているようですが、もちろんそんなことはいっさいありません。
ここでは桃の皮が危険ではないこと、桃の皮を食べる際の産毛の取り方などについて解説をしていきます!
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桃の皮は危険?
なので桃はぜひ皮ごと食べたいですが、桃を皮ごと食べる際に注意点があります。
それは、桃の皮のうぶ毛です。
桃の皮のうぶ毛は害虫から果肉を守ったり、果実が乾燥をするのを防ぐために生えています。
鮮度が良い桃の場合、その分美味しいですが、うぶ毛もハリがあって口に刺さることがあります。
またそれ以外にも人によっては桃の皮のうぶ毛にアレルギーがあって、痒みを感じたり、腫れてしまうこともあります。
桃の皮に毒がある?
「桃の皮に毒がある」という話があるようですが、そんなことはいっさいありません。
もしそれが本当ならば、桃を買うときに注意書きがあるはずですし、そんな危険な食べ物を普通に流通させることはしませんよね。
なぜそのような話が出回ったのかというと桃の産毛が原因だと考えられています。
産毛が刺さったり、口の中に入ったりすることでかゆくなったり、人によってはアレルギー反応がでることがあります。
そのため食べた後に違和感が…となると、「毒があるのでは…?」なんて思ってしまいそうですよね。
もちろん産毛にも毒はありませんが、アレルギー反応により毒があるのでは?と思われているのではないでしょうか。
桃の皮に農薬は残ってるの?
桃の皮でもう一つ気になるのが農薬です。
一般的に農作物には農薬が使われていることが多く、皮に農薬が残っていたら心配です。
桃の皮には農薬は残っているのでしょうか?結論から言えば、桃の皮には農薬が残っているものは多いです。
ただ日本の場合、農作物に使う農薬はしっかりと管理をされています。
出荷をされる桃も農薬の検査を行っていますので、基本的には多少農薬が残っていて食べても問題はありません。
ただそれでも農薬が不安という方は有機JASマークがついている桃を選ぶようにしましょう。
有機JASマークとは有機食のJASの基準をクリアしたもののみが付けられるマークです。
このマークがついている食品は農薬は使われておらず、人体には無害な天然成分の農薬であったり、肥料を使って作られています。
その分お値段は多少上がりますが、よりオーガニックな食品が良い方にはこちらがオススメです。
桃は皮ごと食べられる
桃は実は皮ごと食べることが可能です。
むしろ山梨県や福島県など、新鮮な桃の産地では桃は皮ごと食べることをオススメされます。
桃の皮には実は果肉以上に栄養素が含まれています。
桃の皮には以下のような栄養素が含まれています。
・ペクチン
ペクチンは食物繊維の一種です。
食物繊維といえば、整腸作用があり、便通を整えてくれるので便秘に効果があります。
・カリウム
カリウムは体内の水分の浸透圧の調整をする栄養素です。
血圧を下げる効果もありますので、血圧が気になる方は積極的に摂りたい栄養素です。
・カテキン
カテキンはお茶などに多く含まれている栄養素ですね。
抗菌作用もあり、病気を予防する他、抗酸化作用によってアンチエイジング作用もあります。
・ビタミンE
ビタミンEは冷え性の改善や肌荒れの改善効果があります。
このように桃の皮には様々な栄養素が含まれています。
それ以外にも桃の果実で一番甘いところは果肉と皮の境目なのです。
つまり桃の皮を剥いてしまうことで、この一番甘い部分を捨ててしまっているので非常にもったいないです。
桃の皮の産毛の取り方
ただ、桃の皮のうぶ毛は流水で洗うだけで落とすことができます。
また布巾で桃の皮の表面を擦るようにしても落とすことができます。
ぜひ桃はうぶ毛を取った上で、皮ごと美味しく味わってみてください!
まとめ
桃の皮は栄養価も高く、皮と果肉の間は桃の中で最も甘い部分ですので、皮ごと食べることはむしろオススメです。
しかし、桃の皮のうぶ毛は新鮮なものですと口に刺さったり、アレルギーを起こすことがあるので食べる前には落とすようにしましょう。
桃の皮には多少農薬が残っていますが、基準値内ですのでそこまで心配する必要はありません。
もしどうしても不安という方は、有機JASマークがついている桃を選ぶようにしましょう。
ぜひ桃は皮ごと食べて余すことなく美味しく味わってくださいね!
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